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 板金とは

 
 板金とは、一般的に金属板を扱う職業を言います。金属を加工することを学術的に塑性といい、
 塑性学という学問があります。(塑性:変形しやすい性質)


 板金には、自動車板金・工場板金・建築板金・ダクト板金・プレス・製缶など
があり様々な部門で
 社会で役立っています。


 我々の業界では建築板金を中心に工場板金、ダクト板金に関わる人々が
組合に加入しています。
 組合員の多くは建築板金に携わりファインスチーの屋根工事・外壁工事・雨樋工事を手がけてお
 り特に防水処理の施工は得意の分野です。



 屋根工事

 
 金属の屋根は軽く建築物に荷重の負担を掛けません。また、地震にも強い材料です。塗装鋼板
 は各種形状に加工が可能で、屋根勾配に適応した工事により守備範囲は広く各種デザインの
 建築物に利用されています。ただ、軽いが故に「雨音がうるさい、夏の時季は暑い、錆びる」と敬
 遠されちですが、最近では断熱材と防音材を効果的に使うことで欠点を補い応用範囲は広がっ
 ています。金属の宿命である錆には、原板に亜鉛とアルミの合金による下地メッキを施した上に
 二重三重の焼き付け塗装がされ、20年の保証も付いて問題解決です。金属屋根の生命である
 防水工事には最も適した材料です。また、台風に対する耐風強度も施工の方法と補強材の使
 用で一段と強度を増して安心です。


                                                          

 仏閣の銅板屋根で現存する歴史ある建築物が瀬戸市にあります。
 定光寺の奥の院に徳川義直公の廟がそれです。
1652年に建て
 られたといわれる廟は銅板の屋根で覆われており、400年たった
 今も創建当時の銅板が現存しています。銅板の厚みは2〜4m
 mはあり、すべて手加工の材料で雨仕舞良く作ってあります。機会
 があったら一度見てください。


 

 外壁工事


 建築物の外壁は、建物を風・雨から守り、建物のデザイン性や断熱の効果も期待されます。金
 属と断熱材の組み合わせにより、より効果のある建物を施工することが出来ます。加工しやす
 い金属は逆に、金属のひずみを生みやすい欠点がありますが、これは、高度の加工技術と裏打
 ち材で解消します。また、外壁の施工には金属外壁材の合わせ目など要所の防水処理に金属
 板を用いて場所の形状に合わせた工事をします。その技法は金属以外の外壁材(窯業系)にも
 応用されています。その分野にも我々の仲間が活躍しています。



 雨樋工事

 建築物の屋根に降った雨水は、速やかに下水に排水しないと建物に入ってしまっては大変なこと
 になります。屋根に降った水をそのまま軒先から地面に落としてしまうと土台を腐らせたり、地盤沈
 下を起こしたりしてしまいます。時として屋根の構造により谷樋が必要になる事があります。その様
 な時は我々の出番です。金属板により要領よく屋根の水を集める加工し排水させます。金属以外
 の材料では完全な排水機能の確保は不可能です。
 また、軒樋のラインは住宅のデザインを引き締めます。色と形状でお好みの建物に仕上がります。